お金。

こういう世相でなければ、
つまり今の日本(と書いて沈みかけた船とよむのね)で、
日本人(と書いて乗客より先には逃げ出せない乗務員とよむのね)として
生きていなければ、
お金についていろいろと考えを巡らすようなことはなかったかもしれない。
といいつつ、お金ってなんなんだろうなー、
と、このところわたしの思考あそびはそれに尽きている。
お金をべつの言葉に言い換える、あそび。
資本論すら読んだことない私ですが。

本を読むのはホントは苦手だし好きじゃないのだ。
お勉強苦手。大学行ってつくづく思い知った。
でもなんだか周りに本がいっぱいあるので、
お難そうな黒い本は素通りして、
やわらか~い白~い本をペラペラとめくって
言葉あそびに刺激を与えるわけです。
ほとんどエロ本繰ってオ○ニーですわね~オホホホホ!
いやですわ。
おふざけが過ぎましてよ。

先日、店内の掃除用に、
ついにクイックルハンドワイパーを買った。
汚くなったらポイできちゃうやつ。
背徳ですな。
こんな背徳を感じる日用品もそうはないだろう。
洗って干してまた使えるマイクロファイバーのハタキを買わずに、
その洗って干す手間を嫌って、
使い捨ての、ね。

とにかくいろんなハタキを買ったけど、
やっぱり途中から掃除しなくなるのだ。
ハタキが真っ黒になっちゃって、
掃除しても全然ホコリがとれなくなれば洗えばいいわけだけど、
そこではもう洗って干す、のが重荷になっていて、
真っ黒のまま放置・・・→店、荒れてゆく。
この事態を打開すべくまたもや心ときめくハタキを新購入・・・エンドレス。

で、この無間地獄に終止符を打つべく、
ついに禁断の使い捨てハタキに手を出したのでした。
これが!!・・・しゅばらしい・・・。
背徳とは、快感があってこそ感じるものなんですのね。
どんどんダメな人間になっていく気がする。
モノグサをお金で購ったのだ。
何かが変わったということは何かを失ったということで、
それは一体なんだろう?
それはまだよくわからない。
便利というのはお金と仲良しなんだなきっと。

店の本を眺めていてよく思うのは、
「なんでデザイナーとかってお金持ちなんだろう?」
ということ。
もちろん成功しなければお金持ちにはなれないけど、
世界的に有名なデザイナーのお金持ち度に、
農業や漁業で稼いだお金持ち度が敵うんだろうか?

デザインて、豊かな国ではどんどん洗練されて先鋭化して、
また破壊されてさらに洗練されて、
と輪廻転生していく。
それもすごいスピードで。
そのスピード感こそが豊かさの証かもしんない。
止まらないメリーゴーラウンドに乗っちゃってるみたい。
逃げて追っかけて逃げて追っかけて、
消費っていうメリーゴーラウンドが止まらない。
すき間すき間にどんどんお金のかかるいろんな事が増えちゃって。
でもデザインて、オマケだろう。
オマケなくても必要なら使うし着るし乗るし、
本体が使えれば問題ないのだし。
重要なのは本体の機能じゃないのか?
でも本体つくっている工場の社長は、
たぶんどこでもみんなビンボーだ。
デザイン作ってる人のほうがリッチマンだ。
なんでこういう逆転が起こるんだろう?

あと、レストランの有名なカリスマシェフはお金持ちそうだけど、
そのレストランに野菜を直接卸している農家の人は、
たぶんシェフよりお金はないと思う。

シェフもデザイナーも、
農家や工場がなければ料理も服もかっこいい家電も作れないのに、
儲かってるのは農家でも工場でもないのは、
なんでかなー。

と、思いながら朝開店作業をしていて、
ああ、提供する側じゃなくて受給する側、
お金を払う側の問題なんだな、
と思ったのだった。
富める人はオマケにお金をかけて、
生活を彩って遊べるのだ。
デザイナーもシェフも、
お金持ち相手の商売だから、
お金いっぱいもらえるんだ。

考えてみれば古本屋だってなくなっても
ただちに健康に影響がでるわけでもないんだから、
これもオマケの商売だ。
これで家族4人オマンマ食べていけるんだから、
日本てつくづくお金持ちの国なんだな。
その実態は、見栄っ張り(というかNOと言えないだけなのか)の
借金大王だったりするんだけど。
この間しょっ引かれていったテッちゃんを嘲うということは、
自分自身を嘲うってことだな。

果たしてお金は自由の翼なんでしょうかね。
わたしはそろそろこのメリーゴーラウンド降りたいんだけど。
うまく馬にのれないまま回りだしちゃって、
立ったまんま乗ってるもんで。
そろそろ飛び降りないとな・・・。
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by epsilongstocking | 2011-05-26 22:06