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古本屋女房の本とこどもとしっちゃかめっちゃか


by epsilongstocking

パパは恋人。

長女はパパのことが大好きだと思う。
ふたりはいつもラブラブラブラブ~だ。
とにかくパパには恋人のように甘える。
逆に次女はあんまり甘えにいかない。
ママばっかりだ。

私がコドモのころも父にいつもひっついていた。
それにはいくつか理由がある。
まず妹が母でなくてはダメな子だった。
とにかく内弁慶というか、親戚のおじさんに抱き上げられた瞬間大号泣、
とか、それにまつわる逸話はいろいろある。
あとは、母が怖かったから。
別に虐待ってほどのことでもなかろうけど、
とにかくいつ怒鳴られるか分からなかったから、
いつもビクビクしてたし、
手を上げられただけでビクッと防御体制になるくらいだった。
実際あんまり叩かれていたわけではないのだけど、
3歳ごろまではよく叩かれた、という覚えはある。
「3歳までは厳しく」というのが、けっこう当時の主流だったらしい。
よくそんな文句を聞いたりした。

で、私はほんとに手のかからないコドモだったと母曰く。

母のこと怖かったんだよなたぶん。
反対に父は私を守ってくれる存在として幼い私の記憶に残っている。
でもほんとは母に甘えたかったんだな。
だけど手を繋ぐのもお風呂入るのも、父に頼っていたのは、
そうすると万事うまくおさまって、
「まあちゃんえらいねえ。」と褒められたかったからだ。

長女のパパに対する甘えも、そういう気持ちの裏返しのような気がしてならないのだ。
今は大分落ち着いたけど、一時はものすごいヒステリー状態になって、
ほんとに苦しい子育てをした。
言葉の暴力もすごかった。
反省してももう取り返せないけど。
言葉の暴力は今でもときどき出てしまう。
疲れているとき、寝不足のとき、空腹のとき、寒いとき暑いとき、
原因はコドモの不機嫌とあんまり変わらない。
そういう、体がストレス下にあるとき、
言葉の暴力がとめどもなく出てしまう。
八つ当たりだようするに。

そういうのはもう仕方がないと思う。
でも、そのあとのフォローを私は怠ってきたのかもしれない。
長女のパパへの甘え方を考えると、
やっぱりそういう一因はあると思う。

パパは受け止めてくれるけど、
ママはわかってくれない。
って、はっきり思っていればまだマシだけど、
なんとなく自分でも自分の気持ちが見えないまま
愛されようとして頑張っていたら、かわいそうだ。

コドモたちにタッチするのって、けっこうしんどい。
コドモのペースに合わせてはじめてタッチする意味があるから。
マッサージと似てる。
マッサージもしんどいと思うのは、
まずその人の体をさぐるのに、ものすごいエネルギーを消費するからだ。
体をさぐるには、その人の呼吸やら姿勢やらから、微細な情報をどんどんつかんでいく作業からはじまり、
今度は呼吸や体をこちら側に引っぱってくる。
自分自身もいい状態に保たないと上手くいかない。
昔はマッサージする前に1時間くらい入念にストレッチしたけど
最近はそんな時間は持てない。
だからものすごく消耗するのだ。
うまくいったマッサージは、やる方もあとで体が楽になるんだけど、
うまくいかない時もあって、そういう時はほんと、どっと疲れる。
それが怖くてあんまりマッサージしたくなくなった。
私自身に余裕がないからだ。

コドモへのタッチって、コドモの状態がダイレクトにこっちに入ってくるし、
コドモはいつまでもタッチしてもたいたがるから、
これまたものすごく消耗する。
だから、ついつい避けてしまう。
やらなきゃならん家事はエンドレスに山積みだから、
ここでコドモと一緒にリラックスしてそのまま寝たりとかできない、
と思うとどうしてもキリキリしてしまう。
それに、こちらの気持ちがコドモに伝わってしまいそうで、怖い。
絶対大事だけど、ちょっと煩わしいときもある。
その煩わしい気持ちが伝わりそうで、怖い。

今日は長女が幼稚園のお迎えの時に、
ちょっとしたことで号泣したのだそうだ。(父ちゃんから電話で報告)
先生も普段と様子がちがうようだと、ビックリしていたそうだ。
その話を聞いたとき、
「発熱の兆しかな?」
と思っていたら案の定、
夜になって8度過ぎの熱が出たとさっき電話で報告があった。

泣きそうになるのをこらえて娘と電話で話した。
なんでもない話しかしなかったけど。
毎日顔みたら抱っこできるようになる。
たぶんできるようになる。
とにかくやってみる。

ヘビーな話になっちゃって、すんません!
決意表明っす。
by epsilongstocking | 2011-01-31 23:23